59 題名のないハイドン。

59 Haydn: Symphonies 78, 79, 80, 81
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)アッカデーミア・ビザンティーナ
 Ottavio Dantone(cond) Accademia Bizantina

(リンクから音源に飛びます。)
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 ここの所訳もなく?マーラーの復活ばかり聴いていたのですけども^^;そちらはまた追々取り上げることにして、またしても新鮮な響きのハイドンです!
 以前日本センチュリー交響楽団のハイドンを取り上げた時、この曲いいなぁ!と気になっていた16番と78番の他の演奏を探しているはずがフランツ・ヨーゼフの弟ミヒャエル・ハイドンの交響曲に行き当たったりもしてしまいましたけども^^;今度はブログトップにもいらっしゃるあのハイドン先生です^^;

交響曲第78番ハ短調(1782年)
交響曲第79番ヘ長調(1783年)
交響曲第80番ニ短調 (1784年)
交響曲第81番ト長調(1784年)

 78番の交響曲はブログでも以前取り上げお気に入りになっているヨーゼフ・マルティン・クラウスの交響曲ハ短調VB142になんだか似ている気がすると、気になってはいたのです。
 聴き比べ用にこちらの音源タイトルからクラウスのVB142の交響曲をどうぞ。(Amazon Music Unlimitedに入られている方はタイトルクリックでそのまま聴くことが出来ます。最初の交響曲です。)
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 (この曲は元々1782年に嬰ハ短調VB140として作曲→ハイドンのアドバイスを受け改作・1783年に完成しハイドンに献呈されています)
 でも聴き放題だからすぐさま聴き比べ出来るものですから、実際そうしてみたら、あんまり似てないかな?^^;とはいえやっぱり格好いいのでこの78番は一体いつ頃の作曲なんだろう?と思って検索したら1782年!!あまりにドンピシャだったので大変びっくりしました^^;
 勿論当時の音楽的流行もあるでしょうけども、でも同時にこのお若い(クラウスはモーツァルトと同年でした)作曲家とも交流があったりしてこんな音楽が誕生したのかな?と妄想するのにもピッタリな感じです^^;
 ハイドンの交響曲はあまりに数が多く、それゆえ有名曲(たいていタイトルがついているけども、題そのものは後年になってからでハイドンが名付けたものは一切ありません)ばかりが演奏されますけども、この78番に限らず題なしのナンバーにもお宝は多いと思います。そういう意味でも78~81まで順番に並んだこのアルバムは私にとっても大変魅力的です。
 演奏もオリジナル楽器の演奏ですから素朴と洗練が合わさった響きが素敵ですし、このジャケットも音楽が降ってきたみたいでユニークだと思います。

 ただ気になったのがジャケットにある文言でして…"First period instrument Recordings"とあるのですが、この音源自体は2016年リリースです(15年録音)オーケストラは元々バロックものを多く取り上げているようですから、え?ひょっとしてDECCAというクラシック音楽界の大御所みたいなレーベルがハイドンのピリオド録音取り上げたのはじめて??といったところなんでしょうか…(さすがにそれはない??)
 そうじゃなくて「新鮮でワクワクする新しいハイドン全集のはじまり」位だと良いんですが…なんだか私の英語の読解力が問われてしまいそうですけどもお許しください^^;

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