88 オッターヴィオ・ダントーネが奏でるヘンデル。

 88 ヘンデル:オルガン協奏曲
オッターヴィオ・ダントーネ(オルガン)アッカデーミア・ビザンティーナ 
Ottavio Dantone(organ) Accademia Bizantina

(リンクから音源に飛びます。)
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 ちょっとちょっと!去年私が恐らく一番聴いただろう聴き放題音源、ハイドンの交響曲78番~81番までという一見地味なお題をもの凄くエキサイティングに演奏してくださった(すべて副題なし→ということはあまり一般的には著名な作品でないとも言えるのかも…とてもそうは思えないほど面白くワクワクするのですけども)オッターヴィオ・ダントーネが来年2021年5月21日(金)22日(度)、紀尾井ホール室内管弦楽団第126回定期演奏会にご登場です!(初来日だとか)しかもハイドンの81番がメインで演奏されます!
 これは是非聴きに行かなくっちゃ!!と意気込みで盛り上がってしまいました。ただなぁ…昨今の新型コロナウイルス事情で外国の方が殆ど来日できていないこの頃、やはり楽しみにしていたオーストラリア室内管弦楽団&リチャード・トネッティも結局来日中止となってしまいました。
 来年の5月までこの新型感染症どうにかならないかしら…と物凄く祈るような気持ちですけども、折角ですのでこの機会に、ハイドン以外の他の音源も聴いてみようと思いました。
 ところがバロック音楽が多くて…勉強の全く足りない自分には良くわからない^^;いやそういうのこそ聴き放題なんだから思い切って聴いてみるべきでは?と思いつつも順番としてつい知っている名前から当たってしまうのは保守的なのでしょうか。
 でもヘンデルも、正直「メサイア」と「水上の音楽」位しか分からなかったりするので似たようなものですけども…^^;
(お名前もゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルさんと呼ぶのですね、覚えます…。)
オルガン協奏曲第3番 ト短調(1735年)
オルガン協奏曲第2番 変ロ長調(1735年)
オルガン協奏曲第1番 ト短調(1736年)
オルガン協奏曲第5番 ヘ長調(1735年)
オルガン協奏曲第6番 変ロ長調(1736年)
オルガン協奏曲第4番ヘ長調(1735年)
 本来は「オルガン協奏曲集第1集」全曲集と書いたほうが良いのですけども、この時代特有の分類はまだ自分には複雑すぎてこのように表記させて頂きました。

 オルガン協奏曲第6番の第1楽章は私でも「あ!聴いたことがある!」と嬉しくなりました。(スマートフォンの方はこの記事スクロール、PCの方は横に試聴がありますのでお試し下さい。)

 そしてオッターヴィオ・ダントーネとが奏でるオルガン(と彼が率いるアッカーデミア・ビザンチーナ)は、とても活き活きとした音楽のように感じられます。

 ヘンデルはヨハン・セバスティアン・バッハと同年に生まれた方ですけども、こう聴き比べると音楽性は全然異なるような…。

(このブログですと鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパンのチェンバロ協奏曲集あたりはどうでしょうか。”83 ロックンロールな気もしてきたバッハ様。”

 もの悲しさも時折見られるものの、全体としては朗らかな旋律を心から愉しむことが出来るように思います。(作曲年代からすると、全力投球していたオペラ興行が競争に破れたりしていたりして大変な時期だったようですけども…)

 このオルガン協奏曲をきっかけにヘンデルさんとも仲良くなれそうかしら。最近はヘンデルのバロック・オペラも機会があれば実演でも接することが出来るようになりました。聴き放題を足がかりに楽しい世界が広がるように自分も心がけたいと思います。

 それにしても嗚呼!ダントーネさんが無事に来年5月に来日して頂けるよう、日々心から願っております。(追記 やっぱり来日中止に…無念すぎます。)

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