162 皆、もっとハイドン聴こうぜ!

 162 Haydn 2032, Vol. 11: Au goût parisien
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮) バーゼル室内管弦楽団
Giovanni Antonini(conductor)Kammerorchester Basel

(上記リンクから音源に飛びます。)
~この画面は広告です!~
 私はこのブログのタイトルを最初に書いたり最後まで悩んだり色々なのですけども、今回は真っ先に決まった割に、なんだか中学生が書きそうな題になってしまいました…。
 でも聴いてほしいのは本当😤。だってAmazon Music、立て続けに2つもハイドン交響曲の新譜をおすすめしてきて、しかも2つとも内容が良い、どちらもUltra HDで音響もばっちり、しかも両方ハイドン交響楽全集を目指しており、おまけに似たような時期にリリースしてきているからです。(Ultra HDって何?の方はWi-Fiなど環境が許されるのであればAmazon Music HDへの無料アップグレードをおすすめします。
 正直、2つのうちどちらをメインに置こうか悩みました。
 最終的にアントニーニ/バーゼル室内管弦楽団が決め手になったのは…ジャケットかなぁ。そのくらいです。(日本センチュリー交響楽団の方は、基本同じジャケットで、カリグラフィーで書かれた曲名と左側の色のラインでしか見分けがつかない…せめてVol.13と書いてあれば…。)
交響曲第82番 ハ長調「熊」(1786年)
交響曲第87番 イ長調(1786年)
交響曲第24番 ニ長調(1764年)
交響曲第2番 ハ長調(1760年以前)
 104番まであるというハイドンの交響曲、全集を出そうとすると物凄い大変(多分CDフォーマットだと3~4曲)ですし、Haydn2032シリーズは更に関連するような同時代の作品も取り上げていたりするので、一体完成するのはいつのことやら(やはり生誕300年である2032年、10年後なのでしょうか。)なのですけども、こうもフレッシュな響きを惜しげもなく高音質で提供してくださり、聴き比べまで出来ちゃう今の環境を大変ありがたいと思います。
 日本センチュリー交響楽団のセレクトも良いんですよね。104曲もあれば、この2枚では流石にかぶりはありませんけれども、1番2番あたりで互いの違いを聴き比べてみるのもよし。どちらも大変魅力的なハイドンではないかと思います!

飯森範親(指揮)日本センチュリー交響楽団
Norichika Iimori(conductor)Japan Century Symphony Orchestra
(こちらも上記リンクから音源に飛びます。)
~この画面は広告です!~
 少し細かいことを書いてしまうと82番「熊」、87番は「パリ交響曲」と呼ばれ、長年仕えていたエステルハージ家以外のフランスのオーケストラのために書いた作品。(だからかアントニーニ/バーゼル室内管弦楽団の音源のタイトルが「パリの味わい」なのですね。)94番の驚愕はエステルハージ家から独立後、ヨハン・ペーター・ザロモンの誘いを受けてロンドンへ演奏旅行へ行った(1回目)の時の作品です。
 驚愕の頃にはハイドンは超弩級のスーパースターだったのだから、今じゃちょっと想像しにくいですけども😅そんな事を思い描きながら作品と接するのも楽しいかもしれません。
交響曲第94番 ト長調「驚愕」(1791年)
交響曲第1番 ニ長調(1757年)
交響曲第64番 イ長調「時の移ろい」(1773年頃)
 リンクは、私のもう一つの超絶お薦めハイドンの79番~81番までを網羅したオッターヴィオ・ダントーネの1枚と、(これも熊と繋げて聴くと楽しいと思います。)先にも名前が上がった、ハイドンをロンドンへと誘ったヨハン・ペーター・ザロモンが編曲したハイドンの一枚をどうぞ。

コメント