146 シューマンと序曲。

 146 Schumann: Overtures & 'Zwickauer' Symphony
ハインツ・ホリガー(指揮)ケルンWDR交響楽団
Heinz Holliger(conductor)WDR Sinfonieorchester Köln

(上記リンクから音源に飛びます。)
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 今回こちらを取り上げるに至って色々変遷したので、まず先に、アルバムの中身を先にご紹介しておきます。
「マンフレッド」序曲作品115(1852年)
”ツヴィッカウ交響曲”(未完・2楽章のみ・1833年)
「ゲーテのファウストからの情景」序曲(1853年)
「ヘルマンとドロテーア」序曲作品136(1851年)
歌劇「ゲノフェーファ」序曲作品81(1849年)
「メッシーナの花嫁」序曲作品100(1851年)
「ジュリアス・シーザー」序曲作品128(1851年)
 ここのところ私はちょっとサボり気味で、前々回ブログでシューベルトで取り上げたことのあるフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラコンビのこちらのシューマン4番&マンフレッド序曲のライブ盤ばかり聴いておりました。
Schumann: Symphony No. 4 in D Minor, Op. 120 (Revised Version) [Live at Vredenburg, Utrecht, 8/30/2003]
フランス・ブリュッヘン(指揮)18世紀オーケストラ
Frans Brüggen(conductor)Orchestra of the 18th Century
(上記リンクから音源に飛びます。)
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 ただ同じコンビのものを立て続けにブログに取り上げるのはどうかなー…と思ったものですから、この機会に虜になった「マンフレッド序曲」を手がかりに、では別の音源を探してみるか、ということになりました。
 それで最初おお!素敵と思ったのはこのエリオット・ガーディナー指揮のこのシューマン交響曲全集です。また随分テンポが速いと仰る方もいらっしゃるかもですけども…😅切れの鋭い、ノリノリで聴けるシューマンかと思います。
 最初はこの音源をメインに持っていく予定でしたけども、ちょっと待った!このアルバム肝心のマンフレッド序曲入っていないじゃない!!💦
 ということになり、再び探索に…
Schumann: Complete Symphonies
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク
John Eliot Gardiner,Orchestre Révolutionnaire et Romantique
(上記リンクから音源に飛びます。)
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 色々聴いた結果、今回はハインツ・ホリガーのシューマン序曲集に落ち着きましたけども、どれも素晴らしいシューマンでしたから、せっかくの聴き放題なので節操なく(?)まとめて3枚とも取り上げてみることにしました。
 シューマンはオペラとしてはゲノフェーファ以外は未完だったりしますし、ピアノ曲や交響曲に比べて聴く機会が少ないのですけども、いわゆるオペラでない劇の序曲や合唱曲の序曲かは書いていたのですね。1曲が短い分凝縮された数分の濃密な世界をどうぞ。
 ただハインツ・ホリガーの序曲集には比較的?有名な「序曲とスケルツォとフィナーレ」作品52(1841年)が入っていません。エリオット・ガーディナーの方には入ってますので、ここで3種の聴き比べを楽しみつつも、管弦楽に未完の「ツヴィッカウ交響曲」や「4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」作品86など、シューマンのシンフォニー以外を愉しむプレイリストを作ってご紹介しておきますね。Amazon Musicご利用の方は良かったらこちらも試して下さいね😄。

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