143 天才メンデルスゾーンの弦楽シンフォニア。

 143 Mendelssohn: Violin Concerto in D Minor & String Symphonies Nos. 1-6
ヘンリー・ラウダレス(指揮・バイオリン)ミュンヘン放送管弦楽団
Henry Raudales(conductor,violin) Munich Radio Orchestra

(上記リンクから音源に飛びます。)

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 前回カール・フィリップ・エマニエル・バッハの6つのシンフォニアを取り上げましたけども、この音楽を聴いているとどうしても私の脳裏をかすめるのがメンデルスゾーンの「弦楽のための交響曲」でした。こちらも私の大好きな音楽です。
 メンデルスゾーンは大変裕福な家庭の息子さんだったので、9歳から作曲を始め、自分の家のオーケストラ(!)を毎週演奏してもらう為に書いていたといわれるのがこの弦楽のための交響曲です。未完の1曲も含めると13曲ありますが、メンデルスゾーン12~14歳のときに出来ました…こんなの書くんかい!!となること間違いない作品たちです。(しかもリンク下の画像を御覧いただきたいですけども、当時彼は物凄い美少年だったようで、まるで漫画のような肖像画が残っています。)
 でも改めてC.P.E.バッハと聴き比べると、ヨハン・セバスチャン・バッハを研究するとどうしてもこういった方向に音楽が導かれるのね…という驚きもありますね。C.P.E.バッハの6つのシンフォニアから約50年経っています。
 冒頭のバイオリンと弦楽のための協奏曲も13歳のときの作品なんですね…😅私はメンデルスゾーンの著名なバイオリン協奏曲よりこちらの方が好きです(1953年に発見されました。)
バイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調(1822年)
弦楽のための交響曲第1番ハ長調(1821年)
弦楽のための交響曲第2番ニ長調(1821年)
弦楽のための交響曲第3番ホ短調(1821年)
弦楽のための交響曲第4番ハ短調(1821年)
弦楽のための交響曲第5番変ロ長調(1821年)
弦楽のための交響曲第6番変ホ長調(1821年)
 ミュンヘン放送管弦楽団はドイツ・バイエルン放送が持つオーケストラの一つ(もうひとつはバイエルン放送交響楽団)で、より小規模といったところなので、古典派~初期ロマン派の表現にはピッタリ。Amazon Music HDではUltra HDなので立体的に聴こえる音響とともにとても楽しめると思いました。
 尚、8番ニ長調(1822年)と12番ト短調(1823年)は同じコンビの音源が別にあります。良かったらこちらもどうぞ。
(上記リンクから音源に飛びます。)
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 あ、でもこの音源だと11番の「スイスの歌」が入っていないのね!この曲は打楽器の響きが大好きなのですがそれはまた今度に💨
 リンク先もメンデルスゾーンでまとめてみましたのでどうぞお楽しみくださいね😊

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