51 Mendelssohn, Felix: Piano Quartet, Op. 3 / Piano Sextet, Op. 110
ミュンヘン・ピアノ三重奏団 Munich Piano Trio
(リンクから音源に飛びます。)
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先日このアルバムにも入っているメンデルスゾーンのピアノ六重奏曲をコンサートに聴きに出かけました。メンデルスゾーンの室内楽の中でも演奏機会が少なく、とても楽しみにしていたのですけども、フォルテピアノの調子がよほど悪かったのか、(私には)相当残念な結果となってしまいました。
なのですが予習のつもりで聴いたこのアルバムはとても好感が持て、その後もよく聴いています。メンデルスゾーンのピアノ四重奏曲とピアノ六重奏曲、この曲は彼が13歳と15歳のときに書かれ(!)前者は60歳も年の離れた友人、ゲーテに献呈されました。
ジャケットの美少女にも見える肖像は、実はメンデルスゾーンご本人。こんな才色兼備な天才がこの世にいたんですね…となる早熟ぶりです。文豪ゲーテをも虜にしていた才は、まさに神々しかったんだろうなぁ…。どちらも非常に心躍るエモーショナルな楽曲だし、でも少年は、きっとバッハやベートーヴェンなども同時に邁進して勉強していたような気がするところも随所に見受けられます。
ピアノ四重奏曲第3番Op.3(1824年)ピアノ六重奏曲Op.110(1824年)
中々演奏される機会の少ないピアノ六重奏なだけにぜひもう一回しっかりとした演奏でこの曲と対面したいなと思いますが、この機会にメンデルスゾーンの室内楽はもっと聴いておきたいなと思います。
今のクラシック業界だとせいぜい”メントリ(三重奏1番)”か”オクテット(八重奏)”位しか表に出てこないですものね…。
※メンデルスゾーンの楽曲に関してはこちらもどうぞ。
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