109 すっかり忘れてた、マーラー「復活」。

 109  Mahler: Symphony No. 2 in C Minor, "Resurrection" (Arrangement for Small Orchestra)
ギルバート・キャプラン(指揮) ヤニナ・ベヒレ (メゾソプラノ) マリス・ペテルセン(ソプラノ)ウィーン室内管弦楽団
Gilbert Kaplan(conductor),Janina Baechle(mezzosoprano),Marlis Petersen(soprano),Wiener Kammerorchester

(上記リンクから音源に飛びます。)

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 いつだったか…と調べたら59 題名のないハイドン。の時でしたので1年以上前のことになってしまいますけども、「今復活ばかり聴いていて、そのうちブログでも取り上げることにする」としながら、すっかりそのことを忘れてしまっておりました😅
 マーラーといえばクラシック音楽好きの方には絶対に外せない作曲家だと思いますけども、私のようなクラシック音楽初心者マークの抜けないようなものには聴くのに相当緊張してしまうような所があり、このブログでも初登場だと思います。
 でもマーラーの交響曲2番「復活」だけは例外的に、時折(半年に一回くらい??)ものすごく聴きたくなることがあります。今まさその時のようなので、ここで私の好きな一枚をご紹介します。

マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
 (キャプラン&ロブ・メイシズ編曲)

 私が「復活」が好きなのは、曲そのものがとても壮大ですし、5楽章のバンダや合唱の格好良さなどもあるのですけども、復活に生涯を大いに費やしてしまったアメリカの実業家、ギルバート・キャプラン(1942~2016)の存在が非常に興味を引いたのも大きかったと思います。
 観客として聴いた復活が大好きになってしまい、それがきっかけで指揮の勉強を学び「復活」ただ一曲だけでウィーン・フィルをも振ってCDを出しただけでなく、マーラーの自筆譜を購入して研究し「キャプラン版」の楽譜を出版するなど、ある意味マニアの範疇を大いに逸脱しているというか、この情熱はただものではありません。
 日本でも一度来日して新日本フィルハーモニー交響楽団で「復活」を演奏されたそうですけども、本来のお仕事でも成功を収めながらも、どこで人生そこまで飛躍させたのか?何が彼を疾走させたのか。80分に及ぶ音楽の魅力を感じつつも、この方の復活は一度実演で聴いてみたかったと心から惜しむばかりです。
 今回ご紹介する「復活」はキャプランが2014年にリリースした「室内楽的版」といいますか、復活を演奏するには100人以上のオーケストラ人員が必要ですけども、それを56人で小型の編成でも演奏できるように編曲されたものです。
 本来のマーラー「復活」との聴き比べもするのも楽しいかと思います。(こちらはウィーン・フィル版)この下リンクからどうぞ。
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