108 PUI PUI モルカーとグリーグ。

 108 Grieg - Peer Gynt (Selections)
ジェフリー・テイト指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Jeffrey Tate(conductor)Berliner Philharmonic

(上記リンクから音源に飛びます。)

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 最近SNSでも話題騒然のパペットアニメーション「PUI PUI モルカー」。(テレビ東京系で火曜日朝7時半~)。個性的なモルモット型の謎の自動車「モルカー」達の日常や冒険などが色々繰り広げられております。私も1話を見たときからすっかりハマってしまっております。
 この「PUI PUI モルカー」、Youtubeでは最新話のみ1週間限定公開ですけども、AmazonPrime会員の方はテレビ放映された全話を視聴することが可能です!いま全話見ても20分くらいなので、良かったらお楽しみください。(Amazon Music Unlimitedに入ってる方は元々AmazonPrime会員かと思いますし…)
 こんな感じの謎の(セリフもなく、鳴き声のみ、一話2分半という短さ)面白さが繰り広げられております。


 それで突然どうしてこういった流行り物をこのクラシック音楽聴き放題ブログに持ってきたかというと、この「PUI PUI モルカー」6話「ゾンビとランチ」で突然ペール・ギュントの「朝」がかかったからです😅
 ペール・ギュントとはすぐ分かったものの、「誰の作品だったっけ??😣」 となり慌てて調べました…。教科書でも習ったはずなんですけども、グリーグなんですね…。
 グリーグさん大変すみません。この機会にちょっと聴いてみようと思い取り上げてみました。

 「ペール・ギュント」はイプセンの戯曲を舞台化するにあたって、イプセン自身がグリーグを指名して作られた劇付随音楽であり、これが成功したため「ペール・ギュント第1組曲(作品46)」「第2組曲(作品55)」が作られていますけれども(「朝」もこの組曲版が有名)折角なので今回は劇からの抜粋版にしてみました。
 
付随音楽「ペール・ギュント」作品23抜粋(1875年)
1 婚礼の場で
4 花嫁の略奪とイングリッドの嘆き
5 ペール・ギュントと山羊追いの女達
8 ドヴレ山の魔王の広間にて
9 ドヴレ山の魔王の娘の踊り
14 盗賊と密売者
15 朝の清々しさ
17 アラビアの踊り
18 アニトラの踊り
19 ペール・ギュントのセレナーデ
21 ソルヴェイグの歌
22 メムノン像の前のペール・ギュント
23 ペール・ギュントの帰郷、海の嵐の夕方
25 ソルヴェイグが小屋で歌っている
26 夜の情景
27 ペンテコステの賛美歌
28 ソルヴェイグの子守唄

 「朝」を聴くだけならば第1組曲版を選べば良いのですけども(この場合は冒頭の音楽がそうです)この音源を選んだのは、冒頭の「婚礼の場で」からわ~~、となる出だしの格好良さ、メロディの美しさにありました。
 といいますか耳馴染みのある音楽の多いこと!とても驚いてしまいました。この曲はソルヴェイグの歌というのか…。と思わぬところから勉強にもなりました。
 しかし冒頭からひとの花嫁を略奪したり、あまりに奔放な生涯をおくったペール・ギュントはどうしてそんなに女性にモテるのか??という新たな謎が生じており…😅今度はイプセンの原作でも読んでみようかしら。(学校で「朝」を習った時そんな話出てましたっけ…)

 組曲版をお聴きになりたい方は下記リンクからどうぞ(この音源はビゼーのカルメン組曲も入っているので、有名どころを抑えるのにも良いですね!組曲版は歌部分なども全て管弦楽となっています。)

(こちらも上記リンクから音源に飛びます。)

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