24 モーツァルト、でもあまり知られてない?「エジプトの王ターモス」

24 Wolfgang Amadeus Mozart : Thamos, König in Ägypten - Thamos, Re in Egitto (Torino 1958)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)/RAI国立交響楽団
   Carlo Maria Giulini/Orchestra sinfonica e coro di Torino della Rai/ Jolanda Meneguzzer, Elena Zilio, Tommaso Frascati, Leonardo Monreale, Maria Grazia Marescalchi, Fernando Cajati

(リンクから音源の頁に飛びます。)
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  今回は少し回りくどい出会い説明になりますがお許しください。
 Twitterでフォロワーさんと話しをしたのがきっかけで、まずジョバンニ・アントニーニのハイドンシリーズである「Haydn2032・vol.7」を聴いてみることにしたのです。
ジョバンニ・アントニーニ(指揮)バーゼル室内管弦楽団
Giovanni Antonini(conductor)/Kammerorchester Basel 
(上記リンクから音源に飛びます。)
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(この音源シリーズは以前ブログでもご紹介ししております。こちらもどうぞ。)
 しかしこちらは大変冴えた演奏であるものの、この中でハイドンの交響曲群とカップリングとなっているモーツァルトの「エジプトの王ターモス」が抜粋扱いとなっていて、しかも1がない!(収録されているのが2,3,4,5,7aなのです)
 え、何これ?というか…そもそもこの曲自体知らないしなぁ…抜粋でなく、ちゃんと全部収まっていそうなのはないかと探したのが今回の音源です。

英雄劇「エジプトの王ターモス」のための合唱と幕間音楽K.345(1773年)

 歌劇「エジプトの王ターモス」K.345は「劇付随音楽」というジャンルに属するものらしく、お芝居にくっついて2つの合唱と5つの幕間音楽(あとでフィナーレが付け足されて合唱が3つという形もある。こちらがK.336a)という形式であり、この音源は「Haydn2035」では聴くことの出来なかった最初の曲を含め合唱が3曲入るのですね。(…でも音源で書かれている番号はK.345とあってこちらに関しては一体どちらなのでしょう(^_^;)よく分からなくてスミマセン…)
 しかもこの音源には、お芝居の代わりなのか随所にナレーションが入りますけどもイタリア語なのでサッパリ分かりません(^_^;)
 ただモーツァルト自身や、アインシュタインが大変気に入っていそうなのは最初の合唱曲だけでもよく分かる気がします。「ドン・ジョバンニ」や「魔笛」に通じるドラマチックさです。本当、劇の全てが残っていないのはとても残念ですね。(音源では途中でいきなりセリフが入る場面もありますけども…)
 そして昨年秋山和慶さん指揮・東京交響楽団でこの「エジプトの王ターモス」を演奏会で披露されているのは知らなかった…この曲知っていたら聴きに行ってたと思うだけにまたどこかで演奏会ないかしら…(ちょっと虫がよすぎるかも知れませんけども(^_^;)

 さて今回もこれで4枚ご紹介となりましたので、プレイリストにまとめてみました。アマゾンミュージックアンリミテッドの方はタイトルリンクを突くとそのまま聴くことが出来ます。そうでない方はプレイヤーから30秒ずつ聴く形になりますけども、良かったらお楽しみ下さい!
 今回はどういうわけか、歌劇ものと「幻想的スケルツォ」だらけという妙な取り合わせですけども(^_^;)

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