179  エリック・ル・サージュのモーツァルト。

179 Mozart: Piano Concertos Nos. 24 KV 491 & 17 KV 453
エリック・ル・サージュ(ピアノ)フランソワ・ルルー(指揮)イェーヴレ交響楽団
Eric le Sage(piano)François Leleux(conductor)Gävle Symfoniorkester

(上記リンクから音源に飛びます。)
~この画面は広告です!~
 ヘンデルでもエルガーでもなく、モーツァルトなのはピアノがエリック・ル・サージュだからです😅(要は好きだからですね。ヘンデルやエルガーはこの後でご紹介する予定です。)
 恐らくこのブログで一番登場回数が多い彼の新譜は、レ・ヴァン・フランセでの盟友、オーボエ奏者のフランソワ・ルルーを指揮に迎えたモーツァルトになります。
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491(1786年)
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453(1784年)
 エリック・ル・サージュのモーツァルトというと、だいぶ昔の話になりますけども、漫画のだめカンタービレが流行ったときにフランク・ブラレイとの2台ピアノのためのソナタがフィーチャーされたような記憶がありますけども。その位だったかな…。
 あ、2016年に東京都交響楽団808回定期公演、秋山和慶指揮のときにモーツァルト演奏していましたね!(このときも24番)懐かしく思い出されます。

 モーツァルトのピアノ協奏曲24番は彼の数少ない短調の協奏曲ということもあり、弾き手によってものすごく劇的に表現するあまり悲劇的なトーンを帯びた音楽に仕上がっている場合もある気もするのですけども、ル・サージュさんのモーツァルトはとにかく軽快で、悲観というよりもまるでおしゃれな恋人同士の駆け引きのような感じすらします。
 オーケストラも彼の路線に忠実に寄り添っている気がしてしまう程です。
 1楽章のカデンツァはフォーレのものを採用しています。
 そういったある種の軽さを保持したまま17番に突入してくるので、なんだか鼻歌とかまでも聞こえてきそう?😅(実際には入ってませんよ!)その感じをどう捉えるかは人それぞれかと思いますけども、私は大変明るくて好きです。
 クリアに均質に聴こえる音の形がが魅力のル・サージュさんのピアニズムをお楽しみください。
 リンクはそんなル・サージュさんの…フランク・ブラレイとフォーレを文中に取り上げたので、フォーレのノクターン集と、プーランクの2台ピアノものをAmazon Musicサブスクでどうぞ!

コメント