178  ようやくちゃんと聴けたバルトークを復習。

 178 Bartók: Concerto for Orchestra & Piano Concerto No. 3
パブロ・エラス=カサド(指揮)、ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)フライブルク・バロック・オーケストラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
Pablo Heras-Casado(conductor)Javier Perianes (piano),Freiburger Barockorchester, Münchner Philharmoniker

(上記リンクから音源に飛びます。)
~この画面は広告です!~
 ちょっと前の話になってしまいますが、今年の山形交響楽団のさくらんぼコンサートもとても面白かったです!
 メインがバルトーク・ベーラ(1881~1945)の管弦楽のための協奏曲(今回ご紹介の音源にも入っています。)だったのですけども、バルトークは何回か実演で聴いておきながら居眠りしたり、トラウマクラスの変なお客さんが席の近くにいたりしてまともに聴けた試しがなく😅今回やっとちゃんと一曲楽しく聴き通せました。
 そしてこの機会にちゃんと聴いておこうと復習のような形になったのが今回ご紹介するピアノ協奏曲第3番との音源となります。
ピアノ協奏曲第3番(1945年)  
管弦楽のための協奏曲(1943年)
 どちらもバルトーク最晩年の曲となります。(ピアノ協奏曲は最後の17小節が本人スケッチによるシェルイ・ティボール補完となっています。)
 バルトークのピアノ協奏曲第3番すごくいいじゃない…。ラヴェルやプーランクのピアノ協奏曲好きな方はきっと好き。もっとオーケストラで演奏されても良いなぁと私は思ったりしました。
 逆に言えば小難しさは少なめなのかもしれないですね…。
 バルトークが1940年にアメリカ移住してから収入源と治療費の確保、ということで友人たちがあちこち掛け合い、委嘱した作品達ということになります。彼は一時期作曲への意欲を失っていたようですが、これだけの作品を短期間で作られてきたのだからお友達の縁の下の力持ちぶりも凄いなぁ…と思います。
 大分私もこの一枚でバルトークに馴染めたので、また色々聴いてみようと思います!
 リンクはこのバルトークの音源を指揮したパブロ・エラス=カサド(右の方)と、クリスティアン・ベザイデンホウトのフォルテピアノによるベートヴェン皇帝をどうぞ。

コメント