96 C.P.E.バッハを手がかりに音楽の旅に!

 96 C. P. E. Bach: Symphonies & Cello Concerto (Alpha Collection)
パブロ・バレッティ(指揮)/カフェ・ツィマーマン
Pablo Valetti(conductor) Café Zimmermann 

(上記リンクから音源に飛びます。)

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 今回はヨハン・ゼバスティアン・バッハの次男、カール・フィリップ・エマニエル・バッハから。自分では長いことマイミュージックに入れて時々聴いていたにも関わらず、何故かこのブログで取り上げていなかったアルバムです。
 ”Alpha Collection”と書かれていますが、このブログでも時々紹介している古楽を中心とした録音が充実しているフランスのアルファ・レーベルからの再販版です。でもこれはこのブログでは重要なキーワード。この言葉だけでもAmazon Music Unlimitedで検索すれば30種類ほどの、清廉な写真を用いた様々なクラシック音楽がヒットします。
 また後で私も音楽の冒険に出ることとして、まずは既に親しんでいるものをご紹介することとします。

弦楽のための交響曲ハ長調 Wq.182-3(1773)
弦楽のための交響曲ロ短調 Wq.182-5(1773)
チェロ協奏曲イ長調 Wq.172
弦楽のための交響曲ホ長調 Wq.182-6(1773)
弦楽のための交響曲ト長調 Wq.182-1(1773)

 今回は6つのシンフォニア、あるいはハンブルグ交響曲集といわれるC.P.E.バッハを代表する楽曲の中から4作と、間にチェロ協奏曲を挟んだ形になります。
 C.P.E.バッハはこの楽曲をスヴィーテン男爵に依頼されて作曲しているのですけども、「演奏にあたっての技術的困難を一切顧みずに作曲するよう」ということで、相当スリリングな楽曲揃いになっています。
 間に入ったチェロ協奏曲がむしろホッとする要素になってアルバムをまとめている感じがするので、全曲を聴く前にこの「疾風怒濤」(シュトゥルム・ウント・ドランク)に馴染むのにも良いかも知れません。

 またC.P.Eバッハといえば鈴木秀美さん指揮、チェロ/バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏も以前ご紹介したので聴き比べにこちらもどうぞ~!(チェロ協奏曲イ長調のみがかぶりますから、同曲の演奏の違いなども楽しめると思います。)

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