52 反田恭平さんと若者たちの協奏曲。

52 モーツァルト ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453

反田恭平(ピアノ)MLMナショナル管弦楽団 Kyouhei Sorita(ピアノ) /MLM National Orchestra

(リンクから音源に飛びます。)
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 クラシック・コンサートの会場へ行くと必ずといって良い程出演オーケストラやアーティストのCDが売られています。
 そのときに素晴らしい演奏を体感したならば休憩時間や終演になるとその売場がお客さん賑わっているし、CDを買えばサイン会があってアーティストに感想をひとこと伝えつつサインも頂け、たまに新作が先行発売されたりしている美味しいチャンスでもあります。
 それでも最近はよほどのファンでないと中々CDを買わなくなりつつあります。
 逆を述べれば、「そのアーティストを支えたい!」ということであればこういったアイテムは今の私ですとファングッズ的に買い求めたり聴いたりもするのですけども、それでも配信されるとそちらの方が気軽に聴けたりするから、例えCDを持っていたとしても配信経由でばかりで楽曲を耳にする機会が飛躍的に増えました。(我が家の場合、接続の都合上配信はスピーカーのUSBとタブレットをつなぐだけなのに対し、CDはテレビを付けデッキを立ち上げないと再生にならないという特殊な問題もあったりしますけども…)

ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453(1784年)

 そしてこの音源は最初から”配信のみ”であり、アマゾンの聴き放題にも早速入っていたのでしっかり楽しんで聴いています。
 ピアニスト反田恭平さんが若手アーティストと組んで結成した「MLMナショナル管弦楽団」(MLMはロシア語”音楽を愛する青年たち”の頭文字から来ているとか)はこの夏サントリーホールを含む多くの会場を沸かせたみたいですけども、私はあいにく日程が合わず…でしたからこの音源がリリースされると知りとても嬉しかったのです。
 というのも、私はこのMLMナショナル管弦楽団のコンサートマスター、及びソリストを務めているバイオリンの岡本誠司さんのファンだからです。(…すみません反田さんでなくて^^;)
 現在ドイツ留学中の彼の演奏を聴くチャンスが少なく、しかも販売されている音源があまりない(藝大在学時にリリースされたオムニバス盤か、このMLMナショナル管弦楽団公演限定発売のミニアルバムしかないのです。前者はアマゾンの聴き放題でも聴けますので気になる方はどうぞ!)
 
(リンクから音源の頁に飛びます。)
 いつか岡本さんのソロアルバムが出るようならばその時はコンサート会場で買うことにして…このモーツァルト協奏曲17番ですが、皆さん若手といっても凄腕ばかりが揃っていますし、とても粒が立ちつつ上品かつどこか優しい音色がホッとさせてくれます。
 ただ現代のグランドピアノ+室内オーケストラでの演奏ですので、フォルテピアノでの時代楽器演奏を好んで聴いていたりすると、特に2楽章などはあまりにロマン派かぶれっぽい感じも受けてしまいますけども…
 まぁそのあたりは私の偏見、いや聴く人の好みくらいのお話ですので、お若い方の躍動あふれるモーツァルトを是非どうぞ!

そうそう、岡本誠司さんの美しい音楽に触れられる数少ない公演の一つが11月2日に、武蔵野市民文化会館で行われるMDRライプツィヒ放送交響楽団で、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を演奏されます。チケット発売中です!←これは買いました!


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