69 オーストラリアからの風

69 Beethoven
リチャード・トネッティ(バイオリン・芸術監督)オーストラリア室内管弦楽団
Richard Tognetti(violin)Australian Chamber Orchestra

(リンクから音源に飛びます。)
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 わー、今日のためにとっておいた題材なのに、開幕戦F1オーストラリアグランプリがCOVID-19で中止になってしまった^^;
 それはもう仕方がないのですけども、リチャード・トネッティとオーストラリア室内管弦楽団はこの聴き放題で聴いてすぐに取り上げたかったテーマとなっていました。オーストラリア?オーストリアじゃなくて??と最初訝しんだことを申し訳ないと心からお詫びしたくなった程です。
 彼らは今年紀尾井ホールが主催する室内オーケストラ・フェスティバルに出演(10/07)が決まっていて、今から是非聴きに行きたい公演となっています。その頃には新型コロナウイルスに道筋が付いているといいのですけども…。

交響曲第5番 ハ短調(運命)作品67(1808年)
交響曲第6番 ヘ長調 「田園」作品68(1808年)
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調作品130(1825年)
※6楽章に大フーガがついているもの
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 作品50(1798年)
ヴァイオリンソナタ第8番ト長調作品30-3(1802年)
ヴァイオリンソナタ第9番 イ長調 作品47 (クロイツェル)(1803年)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61(1806年)※1楽章のみ

 なんというか、伝統と研究と斬新、バロックから現代、アレンジまでまったく厭わない楽団と芸術監督、リチャード・トネッティの姿勢がこのジャケット写真を象徴するように緻密に織り込まれている感じを受けます。
 そんな彼らが新たにリリースしたベートーヴェン集は交響曲5,6番…運命、田園のど直球演奏(でもとても格好いいんだ!)から弦楽四重奏の室内楽アレンジ版(編曲はトネッティさんです)アリアや協奏曲の抜粋などが盛り込まれ、色々驚くような仕掛けが満載です。
 ある意味このオーケストラをよく表したカタログのようでもあります。
 でもある程度…ご自分のお好みの運命、田園をお持ちの方でも一度はお試しいただきたいなぁとも思います。これ聴き放題のブログですから。決して派手なパフォーマンスを打ち出している楽団ではないとも思います。
 実は私田園がとても苦手で^^;どこのオケの誰の公演に行っても…寝ちゃうんですが(オイ)この演奏を聴き込めば苦手意識を克服できそうな、そんな気がするほどです…。

追伸
 この聴き放題ブログでもご紹介したことがある山形交響楽団、私をクラシック音楽の世界へと誘ってくださったオーケストラですけども、こちらもCOVID-19の影響により、明日、明後日山形で行われる予定だった第283回定期演奏会が中止となりました…けども、明日3/14(土)19時~会場山形テルサでの無観客での演奏を配信サイト「カーテンコール」で生中継されることとなりました。
 素晴らしいハーモニーと音楽を奏でる大好きなオーケストラです。

山形交響楽団第283回定期演奏会
指揮 阪哲朗(常任指揮者)
ヴァイオリン独奏 神尾真由子

曲目
シューマン/序曲、スケルツォとフィナーレ 作品52
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
シューマン/交響曲 第2番 ハ長調 作品61
 
 ※山形交響楽団のこのブログでのご紹介はこちらからどうぞ。
 (聴き放題も聴くことが可能です。)
「31 マタイ受難曲が何故かモーツァルトに^^;」 
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