171 コジェルフの明るいピアノトリオ。

 171 Kozeluch: Piano Trios, Vol. 3
トリオ1790
Trio1790

(上記リンクから音源に飛びます。)
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 レオポルド・コジェルフ(1747~1818)というボヘミア出身の作曲家をご存知でしょうか?…すみません私はなんとなく名前は聞いたことあるような…くらいで、このアルバムを見かけて聴こうかと思ったのも、ジャケットになんとなく惹かれたからだけ。
 聴くまでは「コゼルックさん??って誰?」という状態でした。
 でも曲を聴いていると、「ハイドンベースに、時折モーツァルト、どこかショパンが聴こえてくるような」不思議な感覚がして、なによりとても楽しくてずっと聴いておりました。
ピアノ三重奏曲 イ長調作品21-2
ピアノ三重奏曲 ハ短調作品23-2
ピアノ三重奏曲 ヘ長調作品23-3
 そういった「同年代の今も世に名を馳せる作曲家に例えをなぞらえて」しまうのは作曲家自身には失礼なのかも知れませんけども、明るくて親しみやすい作風はコジェルフの良さだと思いますし、実際当時のヨーロッパでは絶大な人気があったようです。(モーツァルトの後任として宮廷作曲家となったときは、モーツァルトの倍以上のお給料をもらっていたとか…。)
 ピアノトリオを番号がついているだけでも60曲あまりも残しており、個人的にはもっと聴いてみたくなります。同じTrio1790からコジェルフのピアノ・トリオがあと2枚出ていますのでこちらも是非どうぞ。当時のフォルテピアノでの響きで楽しむことが出来ます!
(いずれも、Amazon Musicサブスクにお入りになられている方はアルバムタイトルから直接聴くことが可能です。)
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 私が知らなかっただけで実はとても有名な方なのかも知れませんけども😅モーツァルトやハイドンなど、古典派音楽好きの方はぜひ一度コジェルフをお試しいただきたいなと思います。

 リンクは同じTrio1790の軽快なハイドン(コジェルフとの聴き比べにも最適かと)と、マイナーな作曲家を取り上げたということで、やっぱりあまり実演を聴く機会がない気がするフランクのピアノ・トリオをどうぞ。

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