160 ハイドンのピアノ・トリオで聴き初め。

 160 Haydn: Piano Trios
リッカルド・ミナーシ(バイオリン)マキシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)フェデリコ・トッファーノ(チェロ)
Riccardo Minasi(violin)Maxim Emelyanychev(fortepiano)Federico Toffano(cello)

(上記リンクから音源に飛びます。)
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 ブログに認めるのが遅れましたけども、1月16日に、コンサート聴き初めをしてきました。場所は有楽町線護国寺駅から徒歩5分くらいに有るところのお寺、本浄寺というお寺にあるホール”拝鈍亭”です。
 その名の通りハイドン大好きのご住職が生み出したホールで、他にも落語や講談などの催し物も様々行われていますけども、音楽については「ハイドン一択」なところです。
 
 私はこのブログでも室内楽を度々取り上げているのですけども、室内楽が好きと言えるのはこの拝鈍亭でのハイドンで馴染み深いというのも多々あるかと思います。
 そしてAmazonでの音源もご紹介しておきますね。今回はコンサート同様に、ハイドンのピアノ・トリオとしてみます!耳でもお愉しみ下さい。
ピアノトリオ第39番(25番)ト長調”ジプシー・ロンド”
ピアノトリオ第13番(38番)変ロ長調
ピアノトリオ第26番(13番)ハ短調
ピアノトリオ第5番(1番)ト短調
()内はホーボーケン番号
 さて拝鈍亭ですが、この写真の厳かで静寂な雰囲気あるお寺の階下にございます。(お寺に入る前に先にホールがあるのです。17時の公演前ならば参拝も可能かと思います。)
 ブログで度々取り上げているチェリストで指揮者でもある鈴木秀美さん、プロフィールを確認すると必ず「雑司谷拝鈍亭終身楽長」という名目が記載されていますけども、指揮者ではなく演奏家として、ハイドンの室内楽もこちらで頻繁に私達に示してくれています。
 ただし前売り券や予約は一切なし。おこころざし(一応木戸銭2000円以上の事が多い)で当日会場に行って聴く形になります。先着83名ですので、人気の公演ですとあまりギリギリに行くと定員いっぱいのこともありますから、開場時間の1630には会場に来ていたほうが無難だと思います。

 それで16日は「はいどん楽遊会 その四十一」としてバロックバイオリン→荒木優子、チェロ→鈴木秀美、そしてフォルテピアノ→上尾直毅というハイドンのピアノ・トリオを繰り広げました。遊び心にも富んだハイドンのピアノ・トリオをこのクオリティ、かつ間近に聴けるから本当に楽しくて、ハイドンファンでなくても是非いらしてほしい音楽の和サロンといったところでしょうか。
 次回は1月28日(日)トリオ・シュタットルマンのバリトン・トリオ(バリトンは声楽でもサックスでもなくて弦楽器の名称です。凄く珍しいですよ!)2月13日(日)弦楽四重奏が開かれます。このコロナ禍で心休まらないという方にも、木戸銭握りしめて是非どうぞ💨(1630開場、17時開演です。先にも書きましたが先着順なので気になる方は開場時にはいらしていたほうが良いかと思います。)
 さて今回はご紹介の音源についても。
 既にこのブログでも何回か登場しているリッカルド・ミナーシですが、元々はバロックバイオリニスト。でも今まで指揮者としてアグレッシブな音楽ばかりを紹介していましたから、バイオリンとして参加されているものは今回はじめて聴きました。
 これまた緩急自在なハイドンで、…どうもハイドンのピアノ・トリオって番号が2通りあってどちらで覚えて良いのかわからない😖のだけが難点ですけども、イケイケドンドンな感覚も覚えつつ、沢山の室内楽作品も残したハイドンのグルーブ感が随所に楽しめるのではないかと思います。
 でもフォルテピアノのマキシム・エメリャニチェフってどこかで聞いたことがあるな…と思ったらなんと、この方も指揮者としての作品をブログで紹介してたじゃないですか!
 えらい軽い(軽薄という意味ではないつもりです)英雄もまた古楽方面から来ているのか…
 リンクはそんなお二人の「指揮者としての作品」達です。21世紀中盤のクラシック界をも席巻するかもしれませんね!

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