136  東京オリンピック観戦してきました。

136 決定盤!!ブラバン 世界の国歌
海上自衛隊東京音楽隊
Japan Maritime Self-Defense Force Band

(上記リンクから音源に飛びます。)
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 東京オリンピックももうフィナーレとなりそう中、周回遅れのように観戦記ブログを書いておりますが良かったらお付き合いください。
 この2021年の東京オリンピック、殆どの種目が新型コロナウイルスで無観客試合となった中、何故か静岡県と宮城県の会場だけは観客有りとなりました。
 我が家で唯一チケットを持っていたものがこの有観客試合に該当したので、2021年7月28日(水)に男子/女子自転車トライアルを観に静岡県小山町にある富士スピードウェイに観に行ってきました。

 この僅か3%とも云われる確率に当たったのは、終わってみればとても幸運な事だったと思いました。チケット販売時点で観客数に制限もあり、その中で手厚いホスピタリティと、偶然にも気候が猛暑とならず涼しい環境でゆったり快適に白熱した争いが目撃出来たからです。

 とはいえ私は自転車レースに全く詳しくなく、直前にオリンピックのロードレースを解説のないネット中継で観ただけの知識で当日を迎えておりますので、どちらかといえば周辺の様子や環境を中心に綴っていこうと思います。
 そして本来はこのブログ、元々はサブスクリプションAmazon Music Unlimitedでのクラシック音楽のオススメをご紹介する内容になっています。良かったら聴き放題でオリンピック表彰台気分になる世界の国歌をBGMにどうぞ😂
(しかし各試合を見ていると、どうも今回のオリンピック表彰台でかかる国歌は打ち込みか?と大変気になってしまうのですけども…あの変ちきりんな開会式の予算を少し回して、全国のプロオーケストラ全てに録音を頼めば素晴らしい国歌が方々で奏でられたとも思うのですが。)

パークアンドシャトルでGo!

 御殿場駅か、もしくは指定された何箇所かの駐車場でパークアンドシャトルのみでの入場でした。
 私達は朝7時に予約した静岡県小山町の須走総合グランドに自家用車で集合→シャトルバスに乗る算段でした。駐車場についた時点で敷地内は大分余裕があり、空いてるとすら思いましたけれども、車のナンバーは東西南北いろいろな所から集まっている感じでした。
 15分くらいで到着ということでしたけども、途中「ええここバスがすれ違うの??」みたいなやたら狭い箇所があり、そこだけ不安を感じました。(警察官が誘導して半ば無理やり通してました)
 ※今回チケットの値段は自由席のみ一人5000円。駐車場やバスは要予約ですがそちらの費用は一切かかっていません。

富士スピードウェイ着、入場まで。

 私達は大体年に2~3回くらいは何らかの自動車レースを観に行っており、会場の富士スピードウェイは割と馴染みある所でした(ちなみに2007年のある意味伝説になってしまったF1日本グランプリにも行ったことがありますよ😇あの時は大変だった…。)
 シャトルバスがロータリーをグルっと回ってグランドスタンド裏に到着すると、まず検温サーモグラフィー→手荷物検査→チケット確認という3箇所のテントを回ることに。
 ペットボトルは1本持ち込み可でしたけども、その場で一口飲むように求められます。とにかく人海戦術!警察犬もお仕事していました。
 チケットは一度確認したあとも、グランドスタンドへの入退場時にその都度チェックが必要だったため、チケットホルダーがあると便利でしたね(持っていかなかった…)
 チケット確認が終わると、日除け対策のアルミシートの付いたクッションと、うちわ、塩飴が配布されました。しかし今回クッション以外のものはもらっても使いませんでした。(後述)

オリンピック試合開始まで

 富士スピードウェイの観客席にたどり着いたのが朝8時ごろ。ゴールの見えるポイントかつ最上階に席を取りました。(スタンド後方の席だと庇があるので日陰が維持されます)普段のサーキットだと指定席の中でもお値段高い一等席ですが、今回全席自由席ですのでこういった特等席での観戦もも可能でした。

 観客も決してまばらではありませんが自主的にソーシャルディスタンスを意識して取られている感じです(総観客数を考えればスーパーフォーミュラよりも少ない?)
 でも11時半からの女子タイムトライアルが始まるまで3時間半の空白がありました。もっと退屈するかとも思いましたけども、ごはんを楽しんだりしていると意外とあっという間に過ぎました。
 また途中から今回の試合実況をされたサッシャさん(DAZNのF1や、ツール・ド・フランスでもおなじみですね)と英語実況のピーター・グレイブスさんとが時折登場し、オリンピックマスコットキャラクター、ミライトワを使った拍手型スポーツゲーム(グラフィックが90年代アーケードゲーム的な感じなのが興味深い?)をスタンドで楽しんだり、観客に踊ってもらうなどのパフォーマンスもありました。

オリンピックごはん事情。

  富士スピードウェイには常設のフードスタンドがあるのですが、今回開いていたのは全体の3分の1ほど?残念ながら普段と同じ業者さんなのかはわかりませんでした。
 どのスタンドも同じコカ・コーラの飲み物、アサヒのノンアルコールビール、何故か日清のカップヌードルが売られていてどれも同じなのかと思ったら、よくよく近づいてみるとお店のメニューはどれも違っていました。しかしメニューは小さく書かれているため、接近して確認しないと何が売られているのかよく分からない感じでした。(あと反対側に仮設のフードスタンドがある事に気がついたのが試合が終わってからでした😅)
 売られていたものは中々個性的で、富士宮やきそば(600円)やナンバーガー(700円)焼き肉ステーキ丼(1200円)などよく食べて飲みました。写真にはありませんが500円のアップルパイが大きくりんごが沢山詰まっていて印象的でした。

レース観戦環境について

 さて私達はゴールのよく見えるポイントに席を取って、ご飯もよく食べて😅過ごしていた訳ですが、ひとつ問題がありました。
 それは普段の自動車レースならば、指定席があっても自由席方面へ足を運んでいろいろな角度から自動車の走りやドライバーの奮闘ぶりを観察するのが常なのですが、このオリンピックに関しては、自転車はサーキットを走るもののグランドスタンド以外での観戦は全くできませんでした。(出入り口などもコースになっているため移動できるポイントはことごとく封鎖されていました)
 おまけに自分が見ていた席はゴールはよく見えるものの、スタートは何故かピットロード出口から合流したくらいの所(画像位置から3~400メートルくらい前方に離れている)にあり、この場所は例え観客席の一番端に席を移動したとしても、それほどよく見えるようになるわけでもなく、こりゃ移動しても仕方がないかな、ということになりました。
 折角のサーキット開催なのに各コーナーの走りが観られないのはコース設定上仕方がないとしても、スタートとゴールがどうして同じところではないのか?せめて近い場所にポイントして頂けなかったのかは謎が残ります。(進行が混乱するからなのかな…)
 

レース最中。

 上記理由から、座席から殆ど移動できないままゴールやストレートを駆け抜ける自転車を見て、あとはモニターや実況頼りでした。それでも絶え間なくタイムが更新されていくのは中々スリリングだったと思います。
 男子タイムトライアル終盤はゴール付近に近寄っていいアナウンスがあり、スタッフ先導でがぶり寄りゴールを楽しまれた方も。ただ私は涼しく観戦したかったので結局最後までグラスタで観戦してました。
 本当、吹いてくる風は高原のように涼しくて心地よく…。東京の夏ではありえないくらい快適だったため、途中で昼寝もしてしまいました😓
 選手の走っているコースは気温30度だったようですが、それでもこの日は東京より断然競技に専念できる環境ではなかったかと思います。

 タイムトライアル競技では優勝争いの他に難民代表の選手(女子→マソマハ・アリザダ選手、男子→アハマド バッドルッディーン・ワイス選手)や日本の與那嶺恵理選手に温かい拍手が送られていました。
 女子はオランダのアネミーク・ファンフレーテン選手が大差で優勝していましたが、2位で終わってしまった3日前のロードレースの雪辱を、即座にこのタイムトライアルで果たせるとは凄い!
 男子も1位は大差でスロベニアのプリモシュ・ログリッチ選手が金メダルとなりましたけども、こちらはログリッチ選手の前から続々と選手がタイム更新、タイム更新…とかなり白熱した展開となり、私はオランダのトム・デュムラン選手(銀メダル)がかなり良いタイムを出した時にこれで決まりかな、と思った直後にログリッチ選手が更に驚異のタイム更新をしてきて大変会場が沸きました。

無事に終わって。

 盛り上がって終わり帰るにはバスに乗る必要があります。ここで数箇所に分かれて並び(40分くらいかかった)シャトルバスで須走総合グラウンドに戻って解散、という形でした。
 もともと大勢の観客を入れることを想定したサーキットが会場となっていたのでトイレなども全く困りませんでしたし(一応仮設も設けられていましたが常設だけで間に合っていた感じです)大勢のボランティアやスタッフも参加して下さったたおかげで、快適に観戦できたかなと思います。
 何より当日は好天→猛暑を想定し、コロナウイルス感染対策に加えて熱中症用の観戦対策として主催者側も塩飴を配布したり霧吹きパフォーマンスが行われたりもしましたけども、殆どそういった準備が杞憂だったくらいとても涼しかった!でも日本全国が猛暑の中で、そんな環境が奇跡のように思えました。
 当日はやや雲がかかって富士山は見えなかったものの、そんな贅沢を言ったらバチが当たりそうなくらいです。
 周りの緑に、ひぐらしの大合唱がとても良く響いた2021年夏の富士スピードウェイ、心に残るオリンピック観戦ができたことはとてもラッキーで、感慨深いものだったと思います。
 
 さてここはAmazon Musicのクラシック音楽サブスクについて取り上げていますので、折角なのでオリンピックネタ?で書いたエントリーを最後に連ねておきます。色々ありましたけども終わってしまえばあっという間でしたね…。

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