94 ヤナーチェク”シンフォニエッタ”と新世界。

 94 Janáček: Sinfonietta – Dvořák: Symphony "From the New World"
ヨス・ファン・インマゼール(指揮)アニマ・エテルナ
Jos van Immerseel(conductor)Anima Eterna Brugge

(上記リンクから音源に飛びます。)
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  先日、私の大好きなバイオリニストである岡本誠司さんがYoutubeの動画を更新されていました。ヤナーチェクのバイオリンソナタ(1914年)です。
 全曲含まれていますので皆様もどうぞ😊

 それで暫くこの動画を興味深く拝聴していたのですが、「そういえばこのバイオリンソナタの作曲者…どなたでしったっけ…ヤナーチェクか…名前は聞いたことあるけども他にどんな作品がある?と言われてもすぐ思い出せないなぁ😅」と思案したのが今回の探索のきっかけです。(すみません不勉強です…)

 そういえばクラシック音楽のお好きな方の話題で「シンフォニエッタ」という音楽について出てたような…という私のおぼろげな記憶を頼りにこのヤナーチェク「シンフォニエッタ」を探り当て、何曲か聴いてみてこちらのヨス・ファン・インマゼール指揮、アニマ・エテルナの演奏のものを取り上げてみることにしました。
 前回「93 α印を逃すなかれ、フランス発アルファレーベル。」でこのαレーベルがとてもお薦めであるとブログに書きましたけども、今回偶然にもそちらとも合致しますね。
(ところでジャケットに描かれているここだけポップで可愛いワンちゃん?はヤナーチェクもしくはドボルザークの飼い犬だったりするんでしょうか…)
シンフォニエッタ
(ヤナーチェク・1926年)
交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
(ドボルザーク・1893年)

 今回の音源は私のお目当てでもあるヤナーチェクの「シンフォニエッタ」と、あまりに有名なドボルザークの9番、「新世界より」がセットだったのでこんな私でも気構えなく楽しめました。
 そして「シンフォニエッタ」は元々は「軍隊シンフォニエッタ」として作られていたものなのですね。
「軍隊シンフォニエッタ」というと、以前ブログで取り上げた女性作曲家のカプラローヴァー「軍隊シンフォニエッタ」(1936年)を思い出しました。


 そちらとも聴き比べしつつ、そういえばヤナーチェク、ドボルザーク、カプラローヴァーこの3人、(あるいは上のお題にも上がっているスークも入れれば4人)皆さんチェコの方なのですね…。と思わぬチェインに驚いてしまったのでした。
 シンフォニエッタも冒頭と終わりに印象的なファンファーレが流れてきます。こんな天からの響きのような、あるいは異国との出会いのような旋律が聴こえてきたらうっとりしてしまいますね。
 
 そして意外と言っては失礼なのですけども、あまりにもメジャー・スタンダードである「新世界より」が物凄く新鮮に聴こえてきた一枚でもありました。重厚な音形を期待されている方は驚かれるかもしれませんね。私はむしろ素朴さすら伝わってくるようでもありとても好きな演奏でした!


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