44 レ・ヴァン・フランセの新譜!

44 Moderniste/モダニスト

レ・ヴァン・フランセ
 Les Vents Francais

 (リンクから音源の頁に飛びます。)
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 ニューリリースを一応念のためにと日課チェックしていたら、なんとレ・ヴァン・フランセの新譜が!というかレ・ヴァン・フランセも聴き放題に上がってくるのね…時代ですね…。
 というのも毎年のようにツアーはあるし、コンサートに行けば(2回ほどあります)若い方も多いし(演奏者人気も勿論のことながら、その編成が吹奏楽をされているお若い皆さんにも魅力的なのだと思われます)、当然のようにアンサンブルが凄い…という仏のスーパースター軍団…違う、6人組の木管アンサンブルです。(でもあながち間違っていないとも思う)

彼らはジャケット左から
エマニュエル・パユ
(フルート・ベルリンフィルでもおなじみですよね)
ポール・メイエ
(クラリネット・ブログ37でも登場しています
ジルベール・オダン
(バソン)
エリック・ル・サージュ
(ピアノ・ブログに…たくさん出てるな(^_^;)
ラドヴァン・ヴラトコヴィッチ
(ホルン)
フランソワ・ルルー
(オーボエ)
 のフランスの方ばかり6名で構成されています。
 もともと私はエリック・ル・サージュのピアノに惹かれ、そのことを友人に話したら「え、レ・ヴァン・フランセの方?」と尋ね返されたくらいですので、日本では恐らくこちらでの活動がよほど有名なのかも知れません。でも録音物だと契約の都合なのか何なのか、ジャケットにはエリック・ル・サージュだけいない場合も多く…(でもプログラムには必ずいる)今回センターに居るじゃん!とそれだけでひとり喜んでしまったのでした。
 レ・ヴァン・フランセは木管アンサンブルという性格上、クラシック音楽ファンですと普段意識しないて探さないとあまり聴けないタイプの楽曲を楽しく聴かせてくれるといった大きな特徴があるのですけども、それにしても今回はどんな音楽なのか、ラインナップを見ただけではよくわからなかったです。アルバムタイトル「モダニスト」通りに現代寄りの選曲となっているようです。

・フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのためのソナタ Op.47
(ミヨー/1918年)
・セレナーデ(ジョリヴェ/1945年)
・フルート、オーボエ、クラリネット、バスーンとピアノのための五重奏曲 Op.8
(マニャール/1894年)
・管楽五重奏とピアノのための六重奏曲『復活祭の歌』世界初録音
(エルサン/1996年)
・管楽五重奏曲 Op.43(ニールセン/1922年)
・メカニック・ソング(管楽五重奏とピアノのための)
(エスケシュ)

 私がお名前を聞いたことがあるのはミヨー、ニールセンくらいかな…フィリップ・エルサンやティエリー・エスケシュさんは現役の作曲家さんのようです。( Philippe HersantやThierry Escaichと検索すると何枚か音源が出てくるのでこれもまた聴いてみよう…)
 アルバムが20世紀以降の音楽が繰り広げられているため、とっつきにくいかな、とも最初のうちは感じられたのですがさすがのメンバー個々の技巧とアンサンブルで聴かせます。こんな風に演奏できたらさぞ気分いいだろうなぁ。という春の陽気のような軽快感すらあります。個人的にはマニャールとエスケシュが好きですね。
 でも立て続けにエリック・ル・サージュ関連の新譜が聴き放題で聴けるとは(フォーレは買いましたけど…)ご機嫌になってしまいます(^o^)

 さてようやく4枚ご紹介したのでプレイリスト化しました。(毎日新しいものは聴くものの、書き手の文章が全く追いついてないのです、スミマセン…。)不思議となにかしら集中するもので現代ものと古典派、あるいは金銀白黒みたいなカラーリングが特徴的なラインナップとなりました。
 良かったらこちらもどうぞ!

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