38 ショパン:バラード第1番、24の前奏曲
牛田智大(ピアノ)
Tomoharu Ushida
(リンクから音源の頁に飛びます。)
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一応このブログを書く前に、アマゾンミュージックのアプリを立ち上げて新着を確認することにしているのですが、今日その先頭にバーン!といきなりご登場してきたのがこの牛田智大さん。
この新着の順番が一体何を意味しているのかが今の所よくわからないのですが、先頭に来るとやはりインパクトがあります。(この間はイザベル・ファウストさんの音源がブログを紹介したあとでトップに来ていました。聴数順も関係あるのでしょうか…そしてこういった聴き放題、海外ではどういった検索のされ方をしているのでしょうか。この牛田さんなど、日本人アーティストが日本のレーベルで提供されているものは大抵日本語で明記されているため、これはアルファベットにしたほうが世界的に検索され、より聴かれるのではないかという余計な心配をしてしまいます。)
バラード 第1番 ト短調 Op.23(1835年)24の前奏曲 Op.28(1838~1839年)第1番 ハ長調第2番 イ短調第3番 ト長調第4番 ホ短調第5番 ニ長調第6番 ロ短調第7番 イ長調第8番 嬰ヘ短調第9番 ホ長調第10番 嬰ハ短調第11番 ロ長調第12番 嬰ト短調第13番 嬰ヘ長調第14番 変ホ短調第15番 変ニ長調「雨だれ」第16番 変ロ短調第17番 変イ長調第18番 ヘ短調第19番 変ホ長調第20番 ハ短調第21番 変ロ長調第22番 ト短調第23番 ヘ長調第24番 ニ短調
とはいえそれこそ幼い頃、小学生時代から天才少年として彗星のごとく登場しご活躍をされ、既に相当な知名度がありながら昨年浜松国際ピアノコンクールにも参戦され(結果は2位)、ごく最近ではクラシック界での高い評価から出光音楽賞も受賞されています。
とはいえ私は牛田さんをテレビのバラエティ番組で見たことはあっても、集中して彼の音楽を聴いたことがなかったのでこの機会に確かめてみることに。
意外と…クールというのとも違うし、なんだか仄暗い世界がそこには広がっていました。冒頭フィギュアスケートでも有名なバラード1番が来るのですけども、暗闇の中で僅かに照らされる蝋燭の明かりのよう。勿論激しい部分はしっかり聴かせるのですけども、それにしても、スローな部分が彼独特の世界です。そしてとても心地良いです。
その印象のまま「24の練習曲」へ。雨だれはさすがに聴く前から知っていたのですが「あ、太田胃散のコマーシャルってこの曲だったのか!」と、皆さんにはズッコケられそうなことも書いてみます…。(全然知らなかったのです…。しかし7番イ長調は46秒と、テレビコマーシャルに最適というか、あまりカットせずに済む絶妙な長さ!この音楽をCMに使おうと思ったディレクションの方はアイデアマンだなぁ…と別の意味で感心してしまいました(^_^;)
それはさておき、意外なまでにいい印象で駆け抜けた1枚です。やはり天才少年はそれだけの感性を持ち合わせていて、彼が青年になった今こそ、更に飛躍が期待できるからより注目されているといったところでしょうか。
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