7 昨日の新聞でのオススメを聴く。


7 Dussek: Concerto for Two Pianos & Chamber Works

 アレクセイ・リュビモフ、オリガ・パシュチェンコ/フィンランド・バロック管弦楽団  
  Alexei Lubimov / Olga Pashchenko / Finnish Baroque Orchestra
 (リンクから音源に飛びます。)
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 月曜日の朝日新聞夕刊は時折クラシック新譜についての推薦盤を掲載している箇所があります。昨日がその日だったようで私も時折チェックしたりするのですが…「そういえばこの中でアンリミテッドで聴けるのがあるのかな?」とちょっと調べてみました。
 8種類の音源がご紹介されていて、そのうち4種が聴き放題の中にありました(^_^;)
 これを多いと見るか少ないと思うか、あるいは他の定額媒体だと種類がどう変化するのか私には分かりませんけども、とにかくこれからは毎回確認してみようと思いました。
 手軽に、しかもその場ですぐ聴けるのは音楽の魅力に接するハードルが下がって大変ありがたいことなのですから。
・2台のためのためのピアノ協奏曲変ロ長調 作品63 
(1805年)
・ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品41
・ピアノ、バイオリンとホルンのための協奏的ノットゥルノ 
変ホ長調 作品68
 ハードルが下がるということは、誰この方?と思われるこういった音源を気軽にご紹介できることでもあります。
 今回はその、新聞に載っていた一枚、デュシーク(デュセックともドゥシークとも呼ばれたりするのでこういうとき日本語は厄介…)の二台ピアノの協奏曲(1805年の策だったので19世紀ラベルにしました)や室内楽を中心とした一枚です。
 デュシークは若い頃美貌のピアニストとしても活躍し、現在のピアノリサイタルが(ピアニストが客席から見ると)左側横向きにいるのは彼の顔がよく見えるから、というので定番になったという逸話があるほどです(^_^;)
 
 当時はフォルテピアノでの演奏ですから、この音源もフォルテピアノです。しっかし二台ピアノ協奏曲がフォルテピアノで演奏されるとは!またフィンランド・バロック管弦楽団がブログ初回で取り上げたヘルシンキ・バロック・オーケストラとも違う団体だとは!と二重に驚いてしまいました…。ヨーロッパ懐深いですね…。
 現代ピアノだと音の減衰具合が違って濁って聴こえかねない音符の並び具合などがこの音源だと非常にクリアです。2台のフォルテピアノが縦横無尽に響きワクワクする音楽となっています。 
   デュシークは時代としてはモーツァルトとベートーヴェンの間位となるでしょうか。でもその後のロマン派への萌芽がこの音楽からはすごく感じられますね。

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